書の道
2010年 02月 17日
昔母が使っていた書道のお手本を出してみました。小学生の頃、寒い冬も正座をさせられ、いっ時遊びたいのも我慢して、泣く泣く母から書を習ったものでした。でも、次第にそれも楽しみに変わり、特に全日本書芸文化院へ毎月送る競書が、10級から徐々に級が上っていくのが嬉しく、ちょうど段を取るまでになった頃、全国から集まる競書から毎月各学年2名だけ選ばれて表紙に載るのですが、その時は乗りに乗って、夜中まで一人頑張ってようやく出来上がった一枚が、初めて表紙に載った時のあの喜び!!母は、夜遅くまで書いていた私を、黙って秘かに見守っていたのでした。その後、母が病に倒れ、そのまま中断したのですが....いまかつて習った懐かしのお手本に触れ、もう一度挑戦してみたいと思う今日この頃です。
by takozchan
| 2010-02-17 22:10