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光の旅人K-PAXから愛をこめて♪


by takozchan
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弓と矢と太陽と・・

2006.12.21

     祈りの灯・・
弓と矢と太陽と・・_e0099756_22363529.jpg

★☆★☆★
子供の頃読んだ童話とか、聞いた話というものは、いくつになっても
覚えているものです。

昔、地に住む人々にとっての大問題は、太陽が2つあったということ。
つまり昼の太陽と夜の太陽が絶えず空をかけめぐり、人々は安眠
できないばかりか、労役に酷使され、寿命は大変短かったという。
明らかに、夜の太陽は、彼らにとって不必要であった。人々は、夜と
なく昼となく、夜の太陽を沈めるための方策を練った。しかし、夜の
太陽に一番近い地の果てまで辿りつくのに、30年という長い年月を
要した。その障害は当時の人々にとって絶望的な空白であった。

一人の男は思い立った。人々を救うために、彼は自分の妻に強い男
の子を産ませた。そして、その乳飲み児を背中に背負い、弓と矢を
たずさえて妻に別れを告げ、夜の太陽に一番近い地の果てに旅立っ
た。やがて30年という長い年月を経て二人は地の果てに辿り着いた。
しかし、彼にはもはや太陽まで届く弓を引ける肉体のバネはなかった。
道中教え育てて来た息子はその時30才。頑強な頼りがいのある若
者に成長していた。若者は弓をとり、強く矢を射った。矢は見事に命中
し、太陽はこなごなに散った。
そして、夜空を彩る美しい星になったという。

このように人生は短く、この世では一代で築けない事が多々あります。
自分の子供を犠牲にしてはいけないけれど、子供との間で人生の接
点が見つかったら、大きな目標に向かって、親子で立ち向かうことも
素晴らしいのではないでしょうか。
いつか立派な強い弓が引ける若者に育って欲しいと祈っております。
★☆★☆★


かつて、息子の幼稚園「母と子の教室」の親子文集に載せたものです。
親の心子知らず・・という言葉がありますが、我が家の父と子の関係は
必ずしも物語のようには来ませんでしたが、でも父親のDNAはしっかり
受け継いでいて、まっすぐで頑固なところが、どこかでヒョッコリ現れ、
フト可笑しくなります。

脳に良性の腫瘍が出来ていることが分かり、今しっかりとそれを受け
とめ、立ち向かおうとしている青年がいます。お話を伺うと、お父様と
の絆の深さを感じます。先日倒れた時も、離れているお父様から突然
「大丈夫か?」とメールが・・・。
また、お父様がガンで急に倒れられ、余命いくばくもないと告知され、
今お父様に代わって必死に立ち上ろうとしている青年がいます。

父と息子の絆の深さは、こんなところに現れるのかもしれません。

心から応援します!!!
がんばろーーーーーーーーーーーーーーーーー☆




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by takozchan | 2006-12-21 22:58 | *書籍・TV