“スーパーエッシャー展”
2007年 01月 14日
2007.1.14
eizchanが残した本は、彼女の部屋の書棚にところ狭しと、並んで
いますが、その中の一冊に、「エッシャーの宇宙」があります。
昨年暮れ、六本木ヒルズのTSUTAYAで、「スーパーエッシャー展」が
大きく貼られているのを見て、どんな世界が広がるのか、ぜひ原画を
観たいと思っているうちに、昨日の13日で終わってしまいました。
ざんねん・・・・・。
M.C.エッシャー
マウリッツ・コルネリス・エッシャーは、1898年オランダのレーワール
デンに生まれる。父は明治政府の雇われ外国人として日本に滞在し、
土木工事を指揮した人物。
少年時代は、建築家を目指してハーレムの建築装飾美術学校で学び、
すでに高校時代に版画で才能を顕していた彼が、建築よりもグラフィッ
ク・アートに向いていることを察したのは、教壇に立っていた版画家の
ド・メスキータ。エッシャーは身近なものを主題に、それ以降様々な版
画技法に取り組んでいく。
エッシャーの世界は、ひとたび触れると、その瞬間から世界を見る目の
中に、エッシャーの視点を完全に消し去ることが出来なくなるという。
ちょうど言語のように独特な構造をもっているために、ひとたびその“言
葉”を通して世界を捉えるやり方を知ってしまうと、世界の見方が多かれ
少なかれ変わってしまう・・・
エッシャーの魅力は、単なる表現の奇抜さや、目新しさだけによって成
り立っているのではなく、もっと深く、この世界の見方にかかわっている
ことにある。
先ず驚かされるのは、数学者もびっくりするような幾何学的な作図をもと
につくり上げられていること。エッシャー自身は数学的知識はなく、むしろ
直感と試行錯誤の中から、数学的な構造を見抜いて、これをイメージの
上に描くことが出来た。
エッシャーが描く、ありえない風景。。。
エッシャーの作品全体に認められる細かな描写。実際と比べると少し誇
張された風景は、その細密さゆえの説得力があり、室内風景にしても、
球面鏡等を巧みに用い、そこに内へと広がる閉じた宇宙を感じさせる。
♪♪♪
有名な木版、「昼と夜」を初め、一枚一枚、見れば見るほど異次元の
世界に連れて行かれそうな、不思議な感覚にとらわれます。
折に触れ、また残された本をご紹介してまいります。
私自身もはるかeizchanの世界に触れながら・・・・・
*人気blogランキング* ⇔ Thank you♪
eizchanが残した本は、彼女の部屋の書棚にところ狭しと、並んで
いますが、その中の一冊に、「エッシャーの宇宙」があります。
昨年暮れ、六本木ヒルズのTSUTAYAで、「スーパーエッシャー展」が
大きく貼られているのを見て、どんな世界が広がるのか、ぜひ原画を
観たいと思っているうちに、昨日の13日で終わってしまいました。
ざんねん・・・・・。
M.C.エッシャー
マウリッツ・コルネリス・エッシャーは、1898年オランダのレーワール
デンに生まれる。父は明治政府の雇われ外国人として日本に滞在し、
土木工事を指揮した人物。
少年時代は、建築家を目指してハーレムの建築装飾美術学校で学び、
すでに高校時代に版画で才能を顕していた彼が、建築よりもグラフィッ
ク・アートに向いていることを察したのは、教壇に立っていた版画家の
ド・メスキータ。エッシャーは身近なものを主題に、それ以降様々な版
画技法に取り組んでいく。
エッシャーの世界は、ひとたび触れると、その瞬間から世界を見る目の
中に、エッシャーの視点を完全に消し去ることが出来なくなるという。
ちょうど言語のように独特な構造をもっているために、ひとたびその“言
葉”を通して世界を捉えるやり方を知ってしまうと、世界の見方が多かれ
少なかれ変わってしまう・・・
エッシャーの魅力は、単なる表現の奇抜さや、目新しさだけによって成
り立っているのではなく、もっと深く、この世界の見方にかかわっている
ことにある。
先ず驚かされるのは、数学者もびっくりするような幾何学的な作図をもと
につくり上げられていること。エッシャー自身は数学的知識はなく、むしろ
直感と試行錯誤の中から、数学的な構造を見抜いて、これをイメージの
上に描くことが出来た。
エッシャーが描く、ありえない風景。。。
エッシャーの作品全体に認められる細かな描写。実際と比べると少し誇
張された風景は、その細密さゆえの説得力があり、室内風景にしても、
球面鏡等を巧みに用い、そこに内へと広がる閉じた宇宙を感じさせる。
♪♪♪
有名な木版、「昼と夜」を初め、一枚一枚、見れば見るほど異次元の
世界に連れて行かれそうな、不思議な感覚にとらわれます。
折に触れ、また残された本をご紹介してまいります。
私自身もはるかeizchanの世界に触れながら・・・・・
*人気blogランキング* ⇔ Thank you♪
by takozchan
| 2007-01-14 22:56
| *書籍・TV